加盟団体より福祉医療の窓口無料化について県知事選立候補者の野口氏、阿部氏へのアンケート結果がよせられました。
本会の加盟団体が行った８月10日投票の長野県知事選挙の立候補者アンケートにおいて、福祉医療の窓口無料化などに関する野口氏、阿部氏の回答（公約）について報告がされたので紹介する。
長野県保険医協会が乳幼児等医療費の窓口無料化についての賛否を尋ねたところ、野口氏は「賛成」、阿部氏は「その他」とした上で低所得者に関しての検討は必要とした。また、対象年齢について野口氏は入院、通院ともに高卒までとしたが、阿部氏は市町村との十分な協議が必要として明確な回答を示していない。
また所得制限導入については両氏とも制限はつけるべきではないと回答している。
また、県障害者運動推進協議会でも同様に子どもと障害者の医療費を現物給付（窓口無料）とすることについての考えを聞いている。野口氏は「賛同する」とした上で、（窓口無料は）早期治療、医療費節約につながるため、県制度としての即時実施と国制度としても実施すべきとの考え方を示した。一方、阿部氏は「どちらでもない」とした上で、実施主体は市町村であり現物給付の一点のみを取り上げるのではなく福祉医療全体で何が必要かを市町村としっかり話し合うことが重要であるとし保険医協会への回答同様に明言は避けている。
