隣の群馬県では子ども医療費窓口負担解消による「成果」を群馬県当局が議会答弁もしています。
「窓口無料化の拡充は、時間外受診をむしろ抑制」 群馬県当局が答弁
群馬県の子ども医療費は、2009年10月から「所得制限なし、自己負担なしで、入院・通院とも中学卒業まで対象とする」制度で、都道府県の制度としては、全国初の制度です。
この制度の「成果」について2011年9月県議会で日本共産党酒井宏議員の質問に対して、県当局は、「大変良い効果が出ている」答弁し、注目されました。
県当局が説明した「成果」では、(1)喘息や皮膚炎などの慢性疾患児童の受診件数が、制度拡大後20%前後増え、「重症化を抑制している」と説明。(2)虫歯処置の完全児童も増加し、全国平均を上回る成果を上げている。(3)コンビ二受診(時間外受診)が増えるのでは、との心配も群馬県では、その逆で、時間外受診件数が減少していると説明した。窓口無料化の拡充は、時間外受診をむしろ抑制する効果を上げていることが明確に示されました。
(ぐんま「住民と自治」2011 年 11 月号)
(ぐんま「住民と自治」2011 年 11 月号)
シンポジウムを成功させましょう!
「せめて、子ども・障がい者の医療費の窓口負担を無くしてほしい」この願いは、切実な声になっています。
この間私たちは、4万3千筆強の署名を集め3月には、県知事に直接あってお願いしました。知事は明言を避けました。そこで6月県議会での採択めざし、393団体の賛同を得て、団体請願も行いました。
結果は、「継続審議」となりましたが、いくつか重要な成果も得ました。一つは、小児科医師が直接請願の趣旨説明の口頭陳述することができた。二つ目は、隣の群馬県での子ども医療費窓口負担解消による「成果」(群馬県当局の議会答弁)を指摘でき、長野県当局に一定の動揺を与えたこと。
以上の到達を踏まえ、「県民シンポ」を成功させ、当事者の声をもっと大きくしていくこと。進んだ県の取り組み・成果を良く学び長野県の運動に生かしていきましょう。