三重県議会でも子ども医療費窓口無料化の請願を採択しています

三重県議会でも三重県保険医協会が提出し、継続審議となっていた子ども医療費窓口無料化の請願が3月17日に本会議で採択されています。最大会派の新政みえから3人、第二会派の自民みらい5人、公明党1人が紹介議員になっています。採択に伴い、請願者への通知では処理経過及び結果の報告を知事に求めることとしています。

東海地方では、三重県だけが窓口無料化を実施しておらず取り残されていましたが、窓口無料化に向けて動く可能性が高まりました。

請54 子ども医療費窓口無料化について

平成26年定例会11月定例月会議提出

(要 旨)

子ども医療費助成制度について、償還払い方式をやめ、窓口無料化を実施するよう求める。

(理 由)

三重県では、現在、子ども医療費助成制度の対象年齢が小学校卒業まで拡大され、子育て中の世帯の経済的負担が減り、大変喜ばれている。
しかし、三重県の子ども医療費助成制度では、医療機関の窓口でいったん医療費を支払い、2~3ケ月後に口座振り込みされる償還払い方式となっており、子育て中の世帯にとって、医療費の窓口での支払は、大きな負担となっている。
少子化が進む我が国では、安心して子どもを生み育てることができる環境整備が求められ、全国では、既に37都府県で窓口自己負担分を全額負担しなくてもよい窓口無料(現物給付)制度を実施しているが、東海地方では、唯一三重県だけが窓口無料化を実施していない。また、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の子どもの割合を示す「子どもの貧困率」は過去最悪を更新し、16.3%となっている。
私たちは、三重県の子ども医療費助成制度をいっそう充実させ、子育て中の世帯が経済的負担を心配せず、安心して医療を受けられるよう、三重県でも子ども医療費の窓口無料化の実現を願っている。

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