6月7日付の信濃毎日新聞(東信版)によると、長和町の羽田町長が議会答弁で2018年度中に高卒までの医療費の完全無料化の方針を表明した。
長野県では2018年8月をめどに中学卒業までの現物給付化をスタートする方向で準備をすすめているが、子供医療費については長野県の市町村の7割以上が高校卒業までを助成対象としている。このため、県基準の対象外となる高校生の医療費をどうするのか各市町村の対応が注目されていたが、長和町がいち早くその方針を打ち出した。今回の長和町の方針で筆すべき点は、現在1レセプトあたり300円(注1)としている受給者負担金も廃止するということで、私たちが求めてきた完全無料化が実現することとなる。
今後、他の市町村でも高卒までの完全無料化が広がることを期待したい。
(注1)県基準では受給者負担金は500円だが、一部市町村では独自に財政負担して300円としている市町村がある。長和町もそのひとつ。